多くの企業で取り入れられている改善提案制度は、上手く運用できれば、会社にとって極めて有用な制度である。中小企業においても、この制度を取り入れている会社は数多くあるが、満足いく効果を得られているところは意外と少ない。
その要因はどの会社も同じようなものである。
- 提案の効果を金額で表すことを求めているため、すごい改善であるのに効果を金額で表せず提案されない。
- テーマを選んだ理由、現状とそれをどう変えるかの方法と費用。そして実現できたときの効果を定量的に表すなど、提案用紙の記入が複雑であり、社員が敬遠している。
- 改善提案を公平かつ適正に評価採点することが難しい。
- 改善提案を評価採点するまでに時間が掛かり、それを実行するまでに更なる時間が掛かってしまい、機を逸してしまう。
- 改善提案の報奨金が、会社にとってそれなりの負担である。
ここまで分かっていても、どこにメスを入れれば良いか分からず、制度の見直しが思うように進まないのが改善提案制度であるが、上手く運用できれば、会社にとって極めて有用な制度であることには間違いないのだから放置するわけにはいかない。
チョコ案制度
現場改善に於いて著名なコンサルタントである柿内幸夫氏が提案する「チョコ案制度」は、これまでの堅苦しい改善提案制度とは違い、改善提案制度が上手くいかない要因が取り除かれた気楽で気軽な制度でありながら、改善の心に火をつける四つの原則が含まれており、驚くほど大きな成果をもたらしてくれる。
今ある改善提案制度で満足いく効果が得られていないのであれば、是非、チョコ案制度を検討してほしい。